タカ

悪魔のいけにえのタカのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
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「昔ながらのハンマーが一番さ。」

出だしから徹底した不気味な演出
墓荒らしが出たことを伝えるラジオニュースと悪趣味爆発モニュメント!
これから若者5人に待ち受けるものにドキドキ
一気に緊張状態にさせるのがさすが👍

狂ったヒッチハイカー、ガソリンを切らしたガソリンスタンド、虫が蠢く古いお屋敷
焦らすよねー
明らかに何か起こりそうな空気感をずっと纏ったままなのに、なかなか決定的なことが起こらない気持ち悪さ。
いつ来るのか、いつ来るのか…
ジェットコースターが頂上に達するまでの期待と不安が入り混じった時間を提供してくれる。

ハンマー、一閃🔨
これまで溜め込んだものが一気に解き放たれた衝撃
あまりにも一瞬のできごとに口あんぐり😮
痙攣があまりにも生々しくて、凶事の結果を脳に抉り込んで伝えてくる。
淡々と行うの怖っ😱

レザーフェイスの可愛らしさ
戸惑っている様子、兄に責められて怯える様子
そういうところを見ると絶対的な悪に感じられない。
むしろ兄たちの方が狂ってる…
ガソリンスタンド名物のバーベキューはそういうことなんでしょう。。
カニバというロマン🍖

スプラッター映画と言われがちなんだけど、実は直接的な描写はごくわずか。
それでも異様な家具や狂気の食事シーンなど、間接的な連想演出が巧み。
何度観ても、最初から最後まで漂う雰囲気が最高だ❗️
ラストのチェーンソーエンジン音を劇場の大音量で聞けて良かった〜
タカ

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