広島カップ

ストリート・オブ・ファイヤーの広島カップのレビュー・感想・評価

3.0
大真面目に"ロックンロールの寓話"と最初にスクリーンに打って来ました。

"ロックンロールの寓話"?
う~ん~?……どこがあ?という感じです。笑

不思議な作品でした。
ロック歌手のヒロイン(なんだか相川七瀬みたいなダイアン・レイン)が歌う泣き節でアップテンポの売れ線ロックナンバーがいきなりバーンと出て来るような作品を、通好みの音を創るライ・クーダーが音楽を担当している。
もっともウオルター・ヒルには『クロスロード』(1986)でいい音楽を終盤までライがつけて来て、最後の最後に興ざめギターバトルを持って来たという前科があります。笑

まるで西部劇調のストーリーをロックを基調にやったり、ストリートチンピラグループの親分を大真面目にやっているウイレム・デフォーにパンクっぽい奇抜なファッションをさせたり……等々
なんだかバランスがおかしい不思議感が漂います。
ウオルター・ヒルのロックに対する感覚は「なんか違う」という気がします。
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