sakura

バビロンのsakuraのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.9
「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督作品。

「ラ〜」は割と好きな作品なので、同じ監督の最新作、観てみました。

サイレントからトーキーへ移り変わる🇺🇸1920年代の映画業界をエンターテイメントたっぷりに描いています。

ハリウッド、サイレント映画界の大御所ジャックをブラピ。
夢一杯、駆け出しの女優ネリーをマーゴット・ロビー。
ハリウッドで働きたい素朴な青年マニーをディエゴ・カルバ。

タイトルの「バビロン(Babylon)」現在のイラク🇮🇶辺りに栄えた古代都市。
キリスト教でバビロンは、最も繁栄している不道徳な都市というイメージなんだそうです。
確かにこの作品、ゴージャスで下品なシーン満載。なんでわざわざこんなシーン入れるのかと不思議に思うほど。(特に象🐘の。)
それもあってか、3時間と長いのに眠気は感じませんでした。

ディエゴ・カルバが、優しい眼差しで、彼女を見守っているところは「ラ〜」のライアン・ゴズリングに似ていました。対してマーゴット・ロビーは自由奔放。とてもセクシーなダンスシーンや、終盤、暗闇を1人踊りながら歩いていく後ろ姿がカッコ良かったです。

音楽はほとんどのシーンで流れていて、トランペットのジャズだったり、どれも哀愁漂う素敵な曲ばかり。

昔ながらの手作りで映画を作ってるシーン、野外での撮影シーンは歴史を感じられて良かったです。

奇抜で大胆、セクシーでゴージャス。
だけど、哀愁漂う映画でした。
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