ユミコ

自転車泥棒のユミコのレビュー・感想・評価

自転車泥棒(1948年製作の映画)
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舞台は第二次世界対戦で敗戦したイタリア。
戦後の不況で皆、貧困生活を送っており働きたいのに仕事がなく、仕事を求めて毎日のように皆が職安に通い続け、仕事を与えられるのを待っている。運良く選ばれた人だけが仕事を与えられる。もう長い間、仕事をもらえない人達もいる。
そんな中で主人公はやっと名を呼ばれ仕事を与えられる日が来た!
……でも条件は自転車を持っている事。彼は自転車が無かった。妻の協力を得て生活に必要な物でも何でも売りに出し、やっとの事で自転車を購入する事ができた!
さぁお仕事!
と、はりきったのも束の間……
ちょっと目を離したすきに見知らぬ男に自転車を盗まれてしまった……!
全てを投げ打って買った自転車なのに……自転車が無いと仕事も出来なくなってしまうのに……
あきらめるわけにはいかないので何としても犯人を!と探し回り、ついに見つけた……!
でも結局、取り戻す事は出来ず……
しまいには主人公が誰かの自転車を盗んでしまう…… そして……!

やるせないストーリーですが、観て後悔したかと言われればそうとばかりは言えない救いのシーンもありました。
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