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火垂るの墓のdm10foreverのレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
4.0
【真意】

先日、岡田斗司夫さんの番組で「本当は怖い火垂るの墓」というのを観た。
一種の都市伝説的なものかな?とたかをくくっていたが、意外にもしっかりとした根拠に基づいた説明にグイグイ引き込まれてしまった。
そして、この映画が「反戦」をテーマに作られたものではないこと、これは清太の無限ループのような苦しみを見せられているという事がわかった。

今まではこの作品のタイトルを聞くだけで反射神経的に涙が出てきたけど、この作品の本当の意味を知ると泣くような類いの話ではないことがよくわかる。

冒頭5秒に描かれたあるもの。
劇中、二度カメラ目線になる清太。
なぜ、叔母さんは鬼ババのように見えたのか?
そして節子が死んだ理由…。

恐ろしいと感じるかどうかはそれぞれだと思いますが、確実にこの作品の見方が180度変わります。
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