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鮮血の美学のumihayatoのレビュー・感想・評価

鮮血の美学(1972年製作の映画)
5.0
超凶悪脱獄囚に娘をレイプして惨殺された両親の復讐劇。

音楽最高だし、陽気な音楽の裏で怖い事が起きるのが楽しい。
主役の女の子がバキバキに可愛い。
オープニングの映像かっこいい。

やっぱウェス・クレイヴンはいいよなぁ。
何がとは言えんけど。
「ジェシカ」以降の奥底にインテリジェンス香る警鐘があるB級ホラーという独特の雰囲気も好きだけど、初期作品の正統派クラシックホラーの皮を被った変な雰囲気の作品も好きだなぁ。

コメンタリーでバタリアンズのお二人が言ってた「ウェス・クレイヴンには倫理がある」がかなり的を得ていると思います。
僕もそう言うところが好きです。
酷く気狂いな出来事や人物が出てきても
最終的に倫理や愛がある人がそれを倒す。
どちらの極も描けると言うことですから。

「この暴力はダメなのにそのメッセージはありなんだ?暴力より害悪なんじゃね?」みたいな事を、クレイヴン作品からは本当に感じない。
筋がちゃんと通っているのだ。

さてDVDがまさかの2枚組で、特典がシコタマ入ってるので暫く楽しめそうです。
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