2014/09/15鑑賞 (DVD)
ストーリー自体は前作CASSHERNよりはわかりやすいのですが、それが楽しいかって言うと、いや、そんなに……。
主人公の五右衛門が何をしたいのか、最後までよくわからなかったなあ。
あなたの言う自由って何？本能の赴くまま好き勝手ってこと？
この五右衛門って人は、エンタメ系主人公として最低限の人助けとかも一応してるけど、同じくらい人に洒落にならない迷惑もかけてますよね。
時代考証とか遠くにうっちゃったようなトンデモ時代劇は好きですが、トンデモ方面に振り切って思い切り弾けるか、あるいはメインのストーリーがちゃんと面白く無いと、しょうもない出来になりますね。
画面に映るものは派手なのでそれなりに目を惹きますけど、見終えて何か残るかって言うと、驚くほど何も残りませんでした。
勿論、役者さんたちは悪くなかったと思いますよ！
紀里谷監督の台詞のセンスが本当に合わなくって、終盤の(おそらく)とっておきの見せ場になればなるほど、画面の前で半笑いになってしまいます。
各々の監督ごとの作風を云々出来るほど映画観てないですけど、紀里谷監督の作風は私にはあわないんだろうなあってうっすらと思いました。
