久々2回目の鑑賞。
タツヤ発掘良品にも認定された【ウィッカーマン】のニール
・ラビュート監督の代表作で、【クライム・コメディ】。
本作で、【ゴールデングローブ賞 主演女優賞】を受賞した
レネー(31)の魅力が楽しめる、隠れた良作⁉︎
麻薬取引に手を出した中古車販売店オーナーである夫デル
(アーロン・エッカート)の殺害現場を目撃したベティ
(レネー・ゼルウィガー)は、ショックのあまり、現実と
夢(TVドラマ)の区別がつかなくなってしまい…。
ジャケ写然り、コメディだと気を抜いていると、、
序盤で、唯一の【グロ】が登場。一見相応しくないように思え
るが、物語展開上、主人公ベティに起こるトラブル(キャラ
造形)への説得力は抜群だ。
ベティが、ハマっている医療恋愛ドラマの世界が現存すると
完全に思い込んでいる為、周囲の者が困惑、迷惑する様が
面白い。
↓
ケッサクは、半ば過ぎの慈善パーティーでの憧れのデイビッド
医師(グレッグ・キニア)とのご対面シークエンス。
ベティに困惑しながらも話合わせちゃう展開が可笑しい。
↓
一方、殺害を目撃された口封じにベティを追う殺し屋、
冷静なチャーリー(モーガン・フリーマン)と短気過ぎる
ウェズリー(クリス・ロック)の掛け合いも良い。
モーガン(63)の佇まいが【ミリオンダラー・ベイビー】
に次いで⁉︎カッコ良い!と個人的に〜
テンポは早くも遅くも無く進み、ご都合主義でありながらも
纏まった脚本だが、広がりをみせず、終盤のベティが正気に
戻ってからの【失速感】も否めない。
クライマックスは、コメディとしては【辛口】で、、
↓
チャーリーの語りと去り際の真摯な表情は良い。
↑
この為、ハッピーエンドでありながらも少〜し哀しい余韻が
残る。