shibamike

恐怖省のshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

恐怖省(1944年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

フィルマークス小学校6年2組。火曜日5時限目は「公民」の授業のようです。

先生「はい、じゃあ日本の省庁にはどういうものがありますかぁ?わかる人!」
生徒達「はいはい!はいはい!」
先生「えーと、じゃあ、山田君!」
山田「財務省!」
先生「はい、正解です!じゃあ、次は佐藤さん!」
佐藤「法務省!」
先生「はい、正解ですね!えーと、じゃあ次は…あら柴三毛君あなただけ手を上げて無いわね。1つくらい答えられるわよね?はい、じゃあ次は柴三毛君が答えてください!」
柴三毛「…え、いやあの。」
先生「はい、何か1つ答えて。」
柴三毛「(ボソ)…怖省」
先生「え?何て聞こえないわよ?」
生徒1「柴三毛、声ちっちぇよー」
生徒達「ギャハハ!」
柴三毛「恐怖省です!!(机バンッ)」
(銃声:パンッ!)
柴三毛「うっ(ドサッ)」


まぁまぁ面白いって感じのサスペンスであったが、序盤の降霊会での発砲シーンはシビレタ。
暗闇の中、円形に並べられた椅子に座っている参加者達。主人公ニールの過去がいきなり言い当てられ、ニールが取り乱す中、暗闇の中で突然閃光と銃声。悲鳴の中、明かりをつけると、男が一人こめかみを撃ち抜かれている。
…このシーンはカッコ良かった。

物語は敵国のスパイの陰謀を阻止するために主人公が頑張るというもの(身も蓋も無い言い方)。スパイの陰謀のせいで主人公は警察や世間から頭のおかしい変人と見られるという感じはヒッチコックの映画でもありがちなヤツ。

どうでも良いが主人公の俳優、高橋英樹にちょっと似ている気がした。
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