3104Arata

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークの3104Arataのレビュー・感想・評価

3.3
<21年07月>
【シリーズで比較すると…になっちゃう勿体ない作品】
・1997年公開のアメリカのSF映画。
・映画[ジュラシック・パーク]の続編です。前作から数年、イスラ・ソルナ島で野生の状態で生きている恐竜たちを調査するために、ジュラシック・パークの生みの親ハモンドが調査隊を組み派遣。そのうちの一人で調査を反対してたマルコム博士だったが、恋人のサラがすでに調査隊として島に行っている事実を聞き、早急に呼び戻すために彼も出発。訪れた島にはハモンドさんが社長を解任されたインジェン社の部隊も恐竜捕獲に訪れており、そこで皆が出会いつつ、恐竜とのパニックが起こり、島を出よう!という大枠ストーリー。

[お薦めのポイント]
・恐竜とのハラハラドキドキシーン
・前作よりもクオリティアップの映像

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[物語]
・原作は読んでいないので比較などはできませんが、単純に大作映画の物語としては物足りなさを感じてしまいました。ジュラシック・パークの感動、ジュラシック・ワールドシリーズの緻密な作り、ジュラシック・パークⅢのシンプルな物語、これらと比較すると「今回の事件の必然性」にかけると言いますか。登場人物たちの行動の流れも共感し難く、例えば恐竜ハンターのピーターは「悪い奴そうでいい奴」という微妙な立ち位置。いや、ジュラシックパークシリーズ自体、完全な悪者が出てこないところが素敵なのでよいんですけども。。。
・本土に恐竜来ちゃうシーンも「・・・」ですね。船の人たちが全員殺されている、、、無理がありやしませんか。笑

[演出]
・マルコム博士の娘、ケリーが体操部の能力を使って恐竜をけ飛ばす演出は、昔から記憶に残っており、子供に活躍させるシーンを創るって素敵だなぁと改めて感じました。
・トレーラーでT-REXに襲われるシーンのハラハラドキドキさはたまりません。これは映画館で観たい演出ですね。

[映像]
・映画[ジュラシック・パーク]より多少クオリティアップしているのは見どころかと。

[音楽]
・シリーズ全て含めてBGMの内容、使い方はとにかく好きです。

[演技・配役]
・特に際立って感じたことはありません。

[全体]
・映画[ジュラシック・パーク]のインパクトが強すぎて、それを超えてくるインパクトがない、また物語に多少無理がある、という点から「普通に観ると面白い」けど「比較した結果の期待外れ感」が強くなってしまう作品でした。決して、面白くないわけではないんです。が、これで終わり?と思ってしまったり、その後物語は続くも「とってつけたよう」に感じてしまったり。詰め込み過ぎなんでしょうかね。ジュラシック「パーク」を出ることなく、ハラハラドキドキを与えてくれることに専念していたらもう少し違う物語になったのかもしれません。とはいえ、アトラクション映画としては大作ならではの圧巻の映像など、見応えはあると思います。ありがとうございました。

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