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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターの3104Arataのレビュー・感想・評価

3.8
<23年01月>
【3Dで観ないと意味ないじゃん!と初めて思った素晴らしき作品】
・2022年公開のアメリカのSF映画。
・2009年に公開された「アバター」の約10年ぶりの続編2作目です。
・なんと、予定では全5部作になるようなので、あと3作も楽しめる作品です。
・前作から10年後、地球とは別のパンドラという星でオマティカヤ族の一員として生活している元海兵隊員ジェイクは、ナヴィ(人間ではない生物)の女性ネイティリとの間に持つ5人の子供たちと共に幸せに過ごしていた。そこに突如攻め込んでくるスカイピープル(いわゆる人間です)。その主導をとるのが前作で死んだはずのクオリッチ大佐。彼の目的は、元々人間だったのにナヴィを攻撃する人間に対して反旗を翻し反撃し、そのままナヴィとして生きるジェイクへの復讐。彼は生前、自身の分身(アバター≒ナヴィ)を作っておき、記憶をその分身に埋め込むことで復活。ナヴィのような優れた身体能力を持った状態で復讐を行う。ジェイクはオマティカヤ族や家族を守るために、一族の離脱を決意し、家族と共に別の場所へ旅立つ。そして海の部族のもとにたどり着いたのだが・・・ という大枠ストーリー。

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[お勧めのポイント]
・臨場感ある映像。物語以上にそれが3時間魅せてくれます。
・空想の生き物が「まるで本物」のように見える演出のすごさ。
・3Dで観れば、まるでテーマパークのアトラクション体験。
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[前提(前作の内容)]
・前作はかなり前に観ただけなので、うっすらした記憶しかない状態で本作を鑑賞しました。頭が追い付かなくて結局後から1作目を鑑賞しました。笑
・なので、個人的に前知識として覚えておきたかったことを箇条書きしておきます!(個人的な解釈です!)
 1.ナヴィとは、人間と似た容姿を持つが人間以上に長身で青い色の皮膚や大きな目、牙を持つ、強靭な肉体を持った生き物の種類である。
 2.アバターとは、人間がナヴィのように作った肉体の箱で、それに対してとある機械の中に入った人間がシステムを通して神経をつなぐことで、そのアバターとなって動くことができるものである。
 3.未来の地球で人類がエネルギー枯渇問題に対処するために、地球から遠く離れた「パンドラ」という星で見つけた希少鉱物が欲しい。それを取りに行くために、その星に人類が進出するが、そこはナヴィという生き物が様々な部族ごとに生活していた。つまり、簡単には希少鉱物を手に入れることはできない状況。
 4.そこで希少鉱物のある場所からナヴィを立ち退かせることを目的に、軍の命令で主人公ジェイクはアバターとなりナヴィと接触し説得しようとする。そんな中で生まれたナヴィとの絆。一方、急いで希少鉱物が欲しい人類は我慢できずに攻撃してナヴィを一掃しようとする。それを許せなくなったジェイクはナヴィ側について一緒に戦う。
 5.無事、パンドラから人類を立ち退かせた主人公ジェイクとナヴィ達。無事に平穏な日々を取り戻して生活していたが・・・ここから10年後が本作。

[物語]
・骨格は人間ドラマな気がしました。親と子の関係。

・ジェイクの家族しかり、クオリッチ大佐しかり、トゥルクン(クジラのような生き物)しかり。
・割とシンプルな骨格なのに、でもそれを思わせないくらいの世界観と映像が惹きつけて魅せてくれます。
・終始ジェイクが「父親とは家族を守るべきものである」と、まるで呪縛のようにつぶやいていました。これがラストショットのセリフにつながったのが、割としびれました。
[演出]
・1作目と2作目の終わり方のリンクに感動です。
・登場する生き物のほとんどが空想の生き物のはずなのに、見た目から動き方まで、まるでその生き物が本当に存在しているかのように違和感なく見える演出のされ方、これこそがアバターの世界観を創り上げているように見えて圧巻でした。

[映像]
・もう言うことないですね。10年前にアバターを観た時も「すごい!」と思いましたが、10年の時を経て「3Dもここまできたか・・・」と脱帽です。正直、3D眼鏡作品はあんまり好きではありませんでした。理由は、メガネの上に3D眼鏡をかける面倒さがあるにもかかわらず、見にくかったり、3D映像そのものに違和感があったり、とそんな経験があったためです。が、本作を3Dで観ると、、、もうリアルリアル!背景に対して人物や生き物が浮いていると思うこともなく、本当にその場にいるかのような臨場感を体験させてくれます。初めて「これは映画館で3D眼鏡かけてみないともったいない映画」と思いました。
・皆さんも仰っている海中のシーンしかり、森の中も、空も、どれをとっても全く違和感なく、アバターの世界の没入できる映像です。
・こればっかりは是非、映画館で鑑賞されることをお勧めしたいです。

[音楽]
・映像の世界観をさらに盛り上げてくれるBGMでした。

[演技・配役]
・特に際立って思ったことはありません。なにせほとんどがみんなナヴィなので笑
・ただ、スパイダー役のジャック・チャンピオンさんがウェンツ瑛二さんにしか見えなかったこと、が鑑賞中の邪念としてありました笑

[全体]
・とにかく世界観がすごいアトラクション映画です。ただ鎮座して映画を観ているだけでも、まるでディ○ニーランドのアトラクションにのっているかのような気持ちなります。それくらいの臨場感あふれる映像。そこに緩急のついた物語。膀胱との戦いとなる3時間+αではあるものの、とても楽しめる作品でした。
・ちなみに、私はかなり前に一度見ただけで、事前の予習はせずに行きましたが、割と見れました。むしろそのあと気になって前作を観ても、さらに楽しめました。ので、気になっている方は映画館に足を運ばれ観てはいかがでしょうか。ありがとうございました。

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