木陰

海辺のポーリーヌの木陰のレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
5.0
新文芸坐オールナイト上映にて。観るのは二回目。

一度目はポーリーヌが大人ぶっているような気がしていたけれど、今回はポーリーヌが一番大人のように思えた。というより、ポーリーヌを取り巻く大人たちがみんな大人になったふりをしているだけなのかもしれない。

大人になると子どもに還りたくなってしまって、その心が性として表出して、けれど大人だからそんな自分に言い訳を理屈っぽく述べるのが上手くなっている。たぶんそれだけだ。
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