木陰

一晩中の木陰のレビュー・感想・評価

一晩中(1982年製作の映画)
3.8
見終えた後に歩く、夜の帰り道のことを考えていた。同じスクリーンを見ていた周りの人たちのことも。

昼間や街の中はいつも目に映る景色が目紛しくて、自分がどこにもいないようなそんな気分になるのに、夜にはいつも自分のことばかりで、どうして自分から逃げられないのだろう。自分がずっとそばにいる、一晩中、眠るまで、ずっと、ずっと。
木陰

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