木陰

満月の夜の木陰のレビュー・感想・評価

満月の夜(1984年製作の映画)
3.9
満たされない自分のせいで本当に大切なはずのものを大切にできなくなる。人間の愚かしさの美しさよ。

恋人が自分の親友と浮気をしているのではないかという、自分の目で見てもいない判然としないものに振り回される人間の心理。ロメールはそれを描くのが好きなんだなと改めて。

部屋や服装が美しすぎる、ロメールのカメラに映されるような景色を私たちは人生に求めているね。
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