不良集団の中心核ツォツィが偶然出会った赤ちゃんの世話を通じて変化していく映画。初めは人を人とも思わなかったツォツィに"父親"の自覚が芽生えて、最後には涙を流すようになるのは感動的だった。
南アフリカのヨハネスブルクは近代化が進んだ都市だけど、ツォツィはスラムに住んで貧困から犯罪をしているし、格差についても考えさせられた。
アフリカが舞台で欧米の俳優が出るような映画はあるけど、アフリカの俳優がアフリカの言葉でやるような映画は珍しいと思う。ZOLAっていう南アフリカのアーティストの曲が良い。
印象に残ったシーン:ツォツィが涙を流しながら赤ちゃんを手放すシーン