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テンプルちゃんの小公女のameoのネタバレレビュー・内容・結末

テンプルちゃんの小公女(1939年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1899年のロンドン。ラルフ・クルー大尉(イアン・ハンター)はボーア戦争出征のため、娘のセーラ・クルー(シャーリー・テンプル)を寄宿学校へ入学させる。ラルフの財産のためセーラは手厚く扱われ、誕生日には盛大なパーティーが開かれるが、その夜、ラルフが戦地のマフェキングで戦死したとの報を受け一変。

セーラは下働きにされてしまい、父の死を信じられず戦傷者の多い病院へ通う日々を送る。



監督はウォルター・ラング。様々なジャンルを手掛けていた様で、ミュージカルのうまい監督だったそう。原作はフランシス・ホジソン・バーネットの「小公女」(1905年)ですが、映画化にあたり展開はかなり改変されており、戦争を絡めた結末はハリウッド的。

とにかくシャーリー・テンプルの映画。3歳から歌とダンスを学び、短編映画シリーズ「ベビー・バーレスク」に出演し、怒涛の勢いで子役スターの座を昇りつめ経営難のFOXを救い、そのはつらつさは大恐慌時代のアメリカを支えた様です。11歳での本作は貫禄さえ感じられ、得意の歌と踊りも披露されていて、魅力を余すところなく伝えられている映画だと思います。

個人的にはインド人の使用人役シーザー・ロメロが気になる存在で、西部劇の「ヴェラクルス」(1954年)や、「バットマン」(1966年)では初代ジョーカー役を演じているので、これらもいつか鑑賞したい。
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