『酔いどれ詩人になる前に』の公開に合わせて一回だけ再上映されたものを見ました。
印象的だったのは、自作の詩を読み上げるその声がなかなかのもので、とても役者にマネの出来るようなレベルのものではなかったということです。
『酔いどれ詩人になる前に』のレビューを書く時にマット・ディロンの喋り方に違和感があり、彼の演技が良かったにもかかわらず褒める気にはなれなかったのですが、その理由の一端が判った気がします。
ドキュメンタリーの伝記映画の通例で、いろいろな人のインタビューが収録されていいますが、とくにトム・ウェイツと妻のリンダ・ブコウスキーのそれが印象的でした。
(圧倒的な肉声 2007/12/20記)