イベリー子豚

スーパーマリオ/魔界帝国の女神のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

4.5
アイドルの「ライブ・ビューイング」と
「特別興行」「話題作の超々ロングラン」と
誰得の悪手ばかり仕掛けてくる
我らが【ミッドランド・スクエア・シネマ】からの
会心の一撃。


「4Kレストア」をありがとう。


思えば、
93年はまだイベ子もピチピチの6才児。

映画館よりも
中日新聞に挟まってる「トイザらスのチラシ」に
心を踊らせていたワケで。


小6で「いとこのおさがりゲームボーイ」を
入手するまでは
「ピコピコ少年」とは無縁の「図書館ボーイ」だったワケで。


そう、存在は知っていたんです。


遊びに訪れた友達の家の
ビデオラックに並んでいた魅力的なキモさを秘めた
VHSのパッケージ。


その当時はイベ子もまだ純情シャイボーイ。

なんとなく気になっていたものの
「LEGOブロック」や「公園でのケイドロ」を
辞退してまで、観賞のプレゼンなんて出来ません。


たまに
パパ子が連れて行ってくれる
レンタルビデオ店では
ついつい最新作や過去に観た
「金曜ロードショー」
「ゴールデン洋画劇場」
「日曜洋画劇場」の続編にまっしぐら。

「怪しげな暖簾の奥」にドキドキしつつも
手に取ることはありませんでした。


そして
完全に部活を間違えた中学、
一時不登校から
バイトと寄り道カラオケに明け暮れた高校。

さらに
大人になれば仕事と時間に忙殺され
パンドラの箱……いや、伝説のキノコ……
もとい、革命の水道管業者……のことは
完全に忘れておりました。



が、しかし!!!!

この2023年!!!!!

まさかまさかの
フルCGアニメが世界中で大ヒット!!!

盛り上がるUSJ!
爆走する渋谷のカート観光客!!
UNIQLOもコラボすれば
応援大使に【なぁちゃん】まで!!!!



時が来たのです。


そう、
おとぼけ【ILLUMINATION】が
ついに【ハリウッド・ピクチャーズ】の封印を
解き放ったのです!!!


少し前、
『午前0時の森』にて
「シネマスコーレ支配人(映画の変態有識者)」に
よって、紹介されたのも
無関係ではないでしょう。


これは観るしかない。

90年代の!
まだ希望とワクワクしかなかったあの頃の!
イベ子の忘れ物を回収せねば!!





と言うことで
ここからが感想になります。


はいはいはい……

って
めっちゃ、面白いやないかーーーい!!


『フィフス・エレメント』のようで
『ゴースト・バスターズ』みたいな
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ちっくで
『レックス』みもありつつ
『ホーム・アローン』のバイブスで
『デモリションマン』や
『トータル・リコール(シュワちゃん版)』に
『クール・ランニング』で仕上げ倒してるやん!!!


全部、足してもIQが35ぐらいしかない!!


でも、それがイイ!!
その荒唐無稽な馬鹿バカしさが観たかったんや!!


「おっぱい三連単」には及ばないものの
基本はボディコン・タイトミニ。

ホンマに子ども向けかいな!

「マリオの彼女」、イケイケすぎやろ!!


頭身がバグった恐竜兵隊もキャワたんだし
ジャンプブーツはコント仕様だし
二人の掛け合いは完全に
「ミキの兄弟でんぱ」だし……。


真面目に
アクションアドベンチャーしてるのが
逆に、お笑いの王道を突き進んでらっしゃるのよね。


オマケに
エンドロール後もチョロっと
ボーナスステージだってさ。



こりゃ
流石に、評価せざるを得ないでござる。


ホント、頭悪くて楽しかった!!



《ルイージ……!そいつはキノコだ!ほっとけ!!》