Screen7

グリーンマイルのScreen7のレビュー・感想・評価

グリーンマイル(1999年製作の映画)
3.8
TOHOが6月から値上げと聞いて、ちょっとショックを受けた今日。フリーパスも来年から無くなるし、通う映画館松竹系にしよっかな…笑

ファンタジー要素があって想像していたのとは違いましたが、優しくて温かくて哀しくて重みがある映画でした。過去と現在の話、残酷な事件とその真相。色々なことが綺麗に繋がっていて、ラストはどうすることも出来ない感情に押し潰されそう…。罪無き人の人生を奪ってしまう重い罪である、冤罪についてすごく考えさせられました。

死刑囚棟を"ラストマイル"と呼び、この映画で出てくる床が褪せた緑色の死刑囚棟を"グリーンマイル"と呼んでいます。
"人間は皆自分のグリーン・マイルを歩いている
それぞれの歩調で"という言葉がありましたが、ジョンの最後のあの選択も、彼の人生だから他の人が色々言えることじゃないもんね…
ジョン・コーフィーは大きな身体でとにかく迫力がありましたが、見た目にそぐわずやや泣き虫で、繊細で優しい心の持ち主。
ジョンの能力は"宇宙人ポール"っぽい。黒い燃え滓、もしくは大量の虫に見えなくもないアレはなかなか印象的でした。

"愛を利用して人を殺した
同じことが世界中で起こってる"
トム・ハンクスが演じた看守さんの立場は余計に辛いと思う。何年経っても一生忘れられない。苦しい気持ちになるけれど観て良かったと思う素敵な作品でした。

ネズミ苦手だからミスター・ジングルスのシーンは基本半目で見ました…笑
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