ひば

戦火の馬のひばのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
3.8
第一次世界大戦下、騎馬隊に売られた馬をオムニバス形式で描く。神話にも馴染み深い馬が悲惨な戦地を駆け回る姿の神々しさと馬の目に映る戦争。ジョーイの目には何が映っていたんだろう。何度も人と出会って別れてまた出会って、だけどいつの時代も人は争いばかり。騎兵、塹壕、ガス爆弾、戦車等の戦法変化が時間経過を表すなんて残酷すぎやしませんか…

敵同士の二人が一旦銃撃戦を休止して協力して助けて、お互いに生き残れよって言うシーンは好き…またすぐ銃撃戦が始まるんだけども…何やってんだろうな自分らはってなる瞬間を差し込む狡さ、監督の叫びでしょうねこのシーン。

監督スピルバーグ&音楽ジョンウィリアムズの神タッグですよ、ディズニー配給だったから見易いかな?と思ったら大分しんどくて心が死んだ。
幼い兄弟の話なんて正気で見れるか?マスター、強めの酒をくれ。あと隣で手握ってて。
心に大きな傷を残した一作でした。
余談ですが、昔この映画を借りて見たとき一緒に『イミテーションゲーム』、『つぐない』、『チョコレートドーナッツ』を続けざまに見ててそんなんお前馬鹿じゃん…もう…馬鹿…一週間は塞ぎこんだ
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