ひば

茲山魚譜 チャサンオボのひばのレビュー・感想・評価

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)
4.5
"学ぶだけで自ら考えねば道理が理解できず、考えるだけで学ばなければ危険である"それはつまり考えと学びがフィードバックし合うものでなければならないということだ。言葉と事物を練り合わせることだ。学ぶことは人生の大半を占めかつ楽しすぎるというこんなありがたあことってないよ。こけおどしバトルのためやってきたものじゃないんだ。醸成された言葉と感情がぴったり定着する瞬間ってとても美しいね。『金子文子と朴烈』も見返したい。
両班婚外子『群盗』B面ともいえる。とても見やすい内容。身分差ある師弟または友人、とはいえこの言葉は下側の人間から見た図に当てはめられるだろうか。強い言葉は見ようによっては助言にも恫喝にもなる。同じ場にいても"ていねい"な暮らしを選べる一方で、周りは強制された貧困を突きつけられている。教養とされるものをすべて持ち合わせた人間が余暇に事物を学ぶことと、生きるために事物を経験してきた人間が生きるために教養を学ぶことってやっぱり状況がまるで違う。教養が品位をもたらすと思ったらまったく違う。人生とはある程度の妥協をせねばならんの折半地点があまりにも下衆すぎてキレ倒したくなる気持ちよくわかる。君の環境は~だれが与えてくれたのかな~~?という煽りを"種と土"の喩えに混ぜ込めれる表現こそ知のダイナミクスってやつよ、デイビッドアッテンボロー大先生の話を聞きに行くか
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