84g

昼下りの決斗の84gのレビュー・感想・評価

昼下りの決斗(1962年製作の映画)
4.5
 金鉱から金を持ち帰る仕事を受けた三人の男たち。
 それぞれに小さいが確かなプライドを持ち、それが途中で出会った結婚騒動に巻き込まれ、例によって銃撃戦になっていく。

 本当に『なんでもないプライド』の話。
 巨悪が出てくるわけでもなく、ちょっとした苛立ちやエゴ、時代の歪みのようなもので出てくる軋轢が主人公たちを襲う。

 ちっぽけなプライドで生きてきた男たち。
 器用でもキレイでもないが、それでも彼らは激動の時代を生き延びてきた。
 チーム編成の年齢設定が上手く機能していました。

 圧倒的なヒーローが痛快に蹴散らす類では有りませんし、どのキャラクターの行動理念も利己的な部分が垣間見えます。
 ただ、それが厚みを生み、面白い。オススメです。
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