昼下りの決斗の作品情報・感想・評価

「昼下りの決斗」に投稿された感想・評価

パリを舞台としたオードリー・ヘップバーンとゲイリー・クーパーのロマンティック・コメディ。って、昼下がりの情事じゃねーっ!

山中で採れた金塊を運搬するかっての名保安官とガンマンの両ジジイ+若い衆の3人。皆が狙う金塊が絡むだけに仲間の連帯も何やら怪しい臭いが。そして、道中、出くわした魔性系天然娘、エルザのせいで、とんでもない事態にっ!オッパイも見せないくせに。そして、娘のフィアンセと愉快な仲間たちも相当ゲスい!

あたい、結婚するのっ。ギャーッ!イャーッ!早くスッポンポンにならんかいっ、ゴルアーッ!ビシッ、バキッ、バキャーッ!兄貴っ、俺達にもおすそ分けをーっ!

ふぅ、もう収拾つかんがな…
2018年2月14日

WOWOWに録画していたのを見ました。
なかなか面白かったです。
若さと、老獪の比較が良かった。
YY

YYの感想・評価

3.5
ラクダの背に乗って、濃い赤い服を揺らしながら砂埃を巻き上げて疾走してくる最初のレースのシーンでやられた。
あとは、クライマックスでギルが斜面を馬に乗って駆け下り、銃を撃ちながら煙を切って走ってくるところもすごく良かった。
空や雲の感じが良い。
dude

dudeの感想・評価

3.7
ドライな世代交代の物語として特筆すべきことはないものの、さすがに見所を抑えた良質な仕上がり。ヒステリックな空気感はお手の物。
この時期はまだスローモーション使ってないのか。ラストのたけし映画みたいな銃撃戦。
昔は渋くて魅力的な役者さんが大勢いました
ジョエル・マクリーもランドルフ・スコットも、彼らの後継者となるウォーレン・オーツも、みんなカッコいい
良く見ると、小道具や衣装に至るまで、結構作り込まれていて、リアル感を醸し出す
ロケーションは素晴らしい、ルシエン・バラードのカメラは、雄大な屋外の景観に於いて真骨頂を発揮
絵画のような山々や森林の美しさ、そして抜けるような青い空
西部劇らしい、多分最後の方の西部劇

小娘のみ、ちょっとイラっとする(笑)
nago19

nago19の感想・評価

3.5
これで引退というのを読んで納得。わがまま娘のせいでと思ったけれどそういうのがカッコいい時代なんだろうな。
紫色部

紫色部の感想・評価

4.0
2018.1.11 BS

黒い帽子、黒いカラス、握り拳のショット、崖と斜面の構図、真正面からの銃撃戦の切り返し…
84g

84gの感想・評価

4.5
 金鉱から金を持ち帰る仕事を受けた三人の男たち。
 それぞれに小さいが確かなプライドを持ち、それが途中で出会った結婚騒動に巻き込まれ、例によって銃撃戦になっていく。

 本当に『なんでもないプライド』の話。
 巨悪が出てくるわけでもなく、ちょっとした苛立ちやエゴ、時代の歪みのようなもので出てくる軋轢が主人公たちを襲う。

 ちっぽけなプライドで生きてきた男たち。
 器用でもキレイでもないが、それでも彼らは激動の時代を生き延びてきた。
 チーム編成の年齢設定が上手く機能していました。

 圧倒的なヒーローが痛快に蹴散らす類では有りませんし、どのキャラクターの行動理念も利己的な部分が垣間見えます。
 ただ、それが厚みを生み、面白い。オススメです。
koz

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4.7
おじんコンビがイイ!
若造にまだまだ負けんぞ感も渋くてかっちょいいー!
じいさんがカッコよく活躍する映画はほっこりするから好き!
茶一郎

茶一郎の感想・評価

3.9
 鉱山から金塊を町に輸送する警備員に、元保安官の老ガンマン=スティーヴが銀行に雇われました。スティーヴは、昔の相棒ギルとギルの若い相棒ヘックと共に鉱山に向かいます。その道中で出会ったエルザ、彼女は鉱山に恋人を持ちながら、敬虔なキリスト教徒である父親は彼女に結婚を許さない。そこでスティーヴは彼女を連れ出し、恋人の元に届けますが……その恋人は、鉱山町で強い権力を持つ悪徳ハモンド兄弟。エルザを守るスティーヴとハモンド兄弟との対決が始まります。【あらすじ】

 「西部劇を終わらせた男」=サム・ペキンパー監督が、本気で西部劇に終わらせにかかっています。
 映画監督デビュー作だった前作『荒野のガンマン』では、どうにも作品制作の自由度が低かったようですが、ジョエル・マクリーとランドルフ・スコットという2人の西部劇スターを迎えた今作『昼下がりの決斗』は、サム・ペキンパーの本領発揮。すでに終わってしまった時代に取り残されている男が最後に死に場所を求める男同士の逃避行をするという、後のペキンパー産西部劇である『ワイルド・バンチ』、『砂漠の流れ者』に通ずる男の生き様・死に様が描かれます。

 まず冒頭、銀行との警備契約を交わすスティーヴの描写、「契約書を見るときは一人にさせてくれ」とスティーヴはトイレに行って老眼鏡を付けてから契約書を見ます。この『昼下がりの決斗』は、いきなり西部劇の主役を「老眼」で登場させ「西部劇の終わり」を臭わせていきます。
 鉱山までの旅は、終わった西部に取り残させた老ガンマン2人と、次世代を担う若者1人の旅。この人物配置は、後に西部劇における勧善懲悪な物語の構図を反転させ、正義と暴力についての物語を語ったクリント・イーストウッド監督作『許されざる者』に引き継がれていました。
 その旅の途中で出会うのは、宗教のせいで抑圧的な生活を強いられている1人の女性=エルザ。女性への暴力描写も厭わないペキンパーは、しばしば女性差別主義者と批判されてきましたが、今作を見ればそうでは無いことが一目瞭然です。処女作『荒野のガンマン』、『砂漠の流れ者』で娼婦の女性に優しい眼差しを向けたペキンパーは、今作でも社会から抑圧されている女性エルザを優しさで包んでいます。ペキンパーが糾弾するのは、宗教であり、個人を痛みつける集団でした。

 スティーヴは老友ギルとの友情、裏切り、を経験しながら、物語の終盤はスティーヴ一行、ハモンド兄弟との『昼下がりの決斗』です。この銃撃戦の迫力は言わずもがな。最後は、西部の荒野に取り残された男たちが死に場所を「ここ」に選ぶとばかりに、しっかりと『ワイルド・バンチ』歩きをして正面突破するアツい男泣き展開が待っています。
 今作を機に、ハリウッド西部劇は「西部という開拓地の消失」、「若者への世代交代」を描くようになります。この『昼下がりの決斗』で作家的評価を得たサム・ペキンパー監督は、映画監督として大出世。しかし皮肉なことに西部劇スターの主演お二人=ジョエル・マクリーとランドルフ・スコットにとっては、今作が引退作となりました。
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