昼下りの決斗の作品情報・感想・評価

「昼下りの決斗」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

3.3
なんかおかしな映画でしたねぇ。最初の設定では主人公は金塊輸送の護衛役なんですよ。てっきり金塊を狙う強盗団と戦うガンマンの話かと思ったら、途中から話がどんどん別の方向にそれていって、仲間の裏切りもあったりの挙句、最後は道中で出会った娘を守るために彼女の夫たちと対決するという全く予想外の展開w でもその意外性がグッド。相棒の若きガンマンの成長物語の面もあり、その辺の目配りもソツがないですね。

それにしても本作に出てくる男(敵方)は目を背けたくなるほど粗暴で、ヒロインもホントに気の毒な目にあっています。西部開拓時代って男性と女性の比率が9対1くらいで、男たちの争いの種は常に女性だったって話を聞いたことがあります。この映画もそんなバックグラウンドがあるのでしょう。勉強になりました。
ダイナ

ダイナの感想・評価

3.4
昔ブイブイ言わせていたであろう
年寄りカウボーイ2人が
また一緒に旅するお話。

渋い西部劇とは違って
微笑ましいシーンがちらほら
主演の2人の会話が楽しい。
観た後は、なんだかほっこりしました。

最後のシーンはかっこいいね。
若者チンピラVS往年のカウボーイ
友情やら恋やらシンプルな
ストーリーですが楽しめました。
金塊を盗む二人との決闘になるのかと思ってましたが、まさかそっちですか、そうですか。いわゆる西部劇からすると異端のキャラクター設定なのですが、うまく活かして欲しかったですね。脚本もふらついてるなぁと思いましたが、最後の決闘シーンはペキンパーの力技でもってエンドマークが出る瞬間には拍手でしたし、おっさん二人を描く構図はかっこよかったですよ。
見所たくさん。年寄りふたりがカッコいい!室内の照明、太陽の光☀️画もいい。
ジジイが2人歩いてるだけでこんなカッコイイなんて……。構図はシンプルだし展開もベタなのに。
さりげないお祈りの反復のトリック、種明かしに至るまでのニワトリの緩急に撃ち抜かれる。
ラストのじいさん二人のカットはカッコよかった。

マリエット・ハートレイの絶妙な芋加減が良いな。

善か悪か。中間はない。という台詞が印象に残る。
金の運搬を引き受けた元保安官。街で再会したかつての相棒に協力を依頼するが、彼が裏切り横取りを画策していたというはなし。
現代の基準から考えるに、登場人物たちは生に対する終着があまりにも無さすぎる。当たりどころが悪い、もうだめだなと、真の男は、しかるべき死期には抗わない。
ニューシネマの監督たちが本当に作りたかったものは、このようなおおらかな物語だったのだろう。しかし、ヒーローたちがいた時代はすでに終わっていた。本作では、かつてタフガイだった老人はショボくれていて、見込みがあると思われた若者は礼節をわきまえず、どちらも煮え切らないうちに映画が終わってしまう。
このように、先人たちへの批評的な側面を持ちながら、次の世代交代を否定し、能天気に着地してしまうのは、古き良きアメリカハリウッド映画を目指し、それに憧れたのに、その衰退と断絶を目の当たりにし、愛した文化の最盛期の黄昏に立ち会うことになってしまった世代の悲痛な声を代弁しているのかもしれない。ペキンパーの嘆きが聞こえてくるような作品だ。
ペキンパー何本か観て、自ら定めた生きる場所に誇りを持つ一方でその場に執念深く固執する男の美学と悲哀みたいなものが通底するなと思った。
★ 老境の果てに見出した銃弾の価値

サム・ペキンパー監督作品が観たい。
…ということで、本作をチョイスしましたが…うーん。なんとも消化不良でした。正直なところ、西部劇に慣れ親しんでいない自分が鑑賞するのは早すぎたのかもしれません。本作は西部劇として“異端”な気がするのです。

時代劇も西部劇も様式美が大切。
ある共通認識の上に成り立つ世界観だからこそ、快刀乱麻を断つような物語が活きるというもの。

しかし、本作はそれがズレています。
まず、主人公からして異質。胸に“想い”を抱え、老体に鞭を打って馬を駆る元保安官であり、老眼鏡が無ければ契約書の文字を読むことができない…なんて哀愁が漂っている男なのです。

しかも、物語は彼に焦点を合わせません。
どちらかと言えば、彼の周囲(元相棒、若者、父親の価値観に縛られた娘など)が動いて物語を構築します。主人公としては異色の“薄さ”じゃないでしょうか。

また、銃撃戦が盛り上がるのも終盤だけ。
物語が遅滞して眠くなることはありませんが、全般的に淡々とした展開なのです。だから、西部劇によくあるイメージ…男臭い印象はビジュアル面だけなのですね。確かに舞台や衣装からは“ケモノ”の臭いが漂ってきそうでした。

だから、僕が思うに。
本作は他の西部劇を楽しんでから鑑賞すべき作品。そうすれば、この違和感が“何か”に変化するのじゃないでしょうか。特に高齢社会の今、主人公の眼差しに“沁みるもの”を見出せそうな気がします。あくまでも想像ですけど。

まあ、そんなわけで。
的外れな感想になってしまったことを悔やみつつ…他の西部劇を鑑賞してから再挑戦したいと思います。やっぱり西部劇と言えば『荒野の七人』とか『シェーン』は観ておくべきですかね。あと、藤子不二雄先生のファンとしては『OK牧場の決斗』も外せないかな。
おね

おねの感想・評価

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ハリソン兄弟は確かにグズだが、山には山のルールがある訳で。厄介な娘のせいで、ややこしいことになったわ。
ハックは成長したし、初老の友との絆も取り戻したけども、ちょっと後味悪い。
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