ヘビメタおやじ

恋は緑の風の中のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

恋は緑の風の中(1974年製作の映画)
3.5
1287本目。もう今では決して作り得ない映画という価値があります。高度成長時代、性の解放、ウーマンリブ運動という時代背景があっての作品ですが、それはおいても青春のもやもやを上手に作品にしています。子供たちの演技のひどさにつられて大人の演技もひどいのですが、映画は同じトーンで流れます。それで却って違和感が減少していて、監督の狙いなのかとも思いました。昭和な町並みと中2マインドにタイムスリップした気分を味わいました。当時の原田三枝子さんの決断に敬意と、それに鼻血を出していた自分にいとおしさを感じました。