ヒーリン

アーティストのヒーリンのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
4.2
ミシェル・アザナヴィシウス監督脚本作品。
1927年、サイレント映画のスター、ジョージは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会う。ジョージの主演作にエキストラとしてペピーが出演するなどしていく中、時代はサイレント映画からセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていく。しかしジョージはサイレント映画に固執し、瞬く間にスターの座から滑り落ちることになり、それと対照的にペピーはトーキー映画のスターの階段を駆け上っていく・・・という物語です。
とにかく、2012年にほぼ完全なサイレント映画を撮るというのが凄い。サイレント映画ってほとんど見たことないのですが、それでもサイレント映画の良さを感じられる名作だと思いました。台詞が多くなく、表情や動き、音楽からストーリーを読む必要があるので、見る側にも読解力というかそういうものが要るので人を選びそうですが、ストーリー自体は複雑ではないので映画好きにはオススメしたいですね。様々な演出も良く考えられた素晴らしい映画です。ジョージの愛犬役のタレント犬アギーの名演技も見ものだと思います!
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