予想に反して、ファッショナブルな映画だった。
登場人物が着ている衣服が、その時代時代に合わせながらも非常に格好良い。
作中にも、着替えるシーンが何度も出てきて、作り手も意識的にファッションを強調してのではないかな。
ファッションそのものに、立ち居振る舞いというか所作も含めて、クール・ジャパンといった風情。
物語の方も、非常に長い時間軸を扱いながら、巧みにエピソードを重ねて、登場人物の感情を観客とシンクロさせることに成功していたように思う。
各地の素晴らしい景色や、心に残る場面が数多くある映画だった。
本年の日本映画1位ではないか。(当社調べ)
主演二人の怪演は言わずもがな。ミムラはもっと評価されていい。
(2012年鑑賞時の殴り書き)