stanley

シャッター アイランドのstanleyのレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.1
これほどディカプリオを印象付けられる作品はない

といえるほど、ディカプリオ万歳です。 
すばらしい役者さん

サスペンスイメージの予告、パッケージですが、 
お話は、古典的なホラー? 
サイコスリラーです 

あのハラハラドキドキ感と怖いもの見たさ 
そして、知りたいという好奇をくすぐられるのは、
やはり古典の証拠です。 

しっかりと表情、目の動きや
言葉を一つ一つかみ締めながら観ると
オチは容易に予想できてしまうのですが、
それでも大オチのワンシーンのための映画なんだと
気づかされます。 

色々な受け取り方ができるようになっている 
脚本もさることながら、 
やはりこのむずかしい主人公 
テディを演じたディカプリオ 

本当に繊細に演じ分けてるんです 
演じてるという表現が正しいかわかりませんが、、 
それがこの脚本を見事に盛り立てている 
そして、だからこそ奥行きができている 
これが、色々な受け取り方ができる所以でしょう

人間の内面、心の中をえぐっているような 
ぐるぐるぐちゃぐちゃとした描写や言葉 
それでいて、耽美的でもある 
映像、音楽、そして役者が一体となって 
これが作り出されているんだという調和が 
心に直接訴えかけてくるような作品です
stanley

stanley