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アラジンのstanleyのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.5
実写化というと嫌悪感を覚える方も多いでしょうけれど
単なる実写化とは少し違うのが本作品
現代社会の感覚を加えつつ原作にはない視点・要素を加えられた
エンターテイメント作品になっています

あくまでも実写だということを強調したつくりになっています
ここがもっとも好き嫌いの別れるところでしょう
ジーニーとイアーゴのキャラクターの違いは顕著です
しかし、これはこれで肯定的にとらえてもいいのでは?

吹替版を観たのでのでジーニー役 山寺宏一なわけですが、
ちゃんと演じ分けてるのにはさすがの一言
ちゃんとウィル・スミスだし、ちゃんとジーニー
この作品にとって重要な一人ですから
この存在感だけでも気持ちが高ぶります

ただアニメと比べると少し存在感は薄くなっています
その分、ジャスミンにスポットされているのが好印象
自立した女性を描くことで時代を反映している

物事の捉え方に柔軟に対応しながらも
軸となるべきものはしっかりと守っていくスタイル嫌いじゃないです

映像については文句ないと思います
劇場で観るとまるでマジックランプシアターのように思えます
欲を言えば、もっと世界観を広げる映像が観たかった

それでも十二分にアラジンの世界観が楽しめる作品になっていますよ
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