☆mixi過去レビュー転載計画（ノンジャンル編）
…ここ10年で購入したDVD．Blu-rayのレビューです。
〈story〉
高校生のブレンダンは、同級生である元カノ・エミリーから「ブリックでトラブッた」という電話を受ける。何のことかと、エミリーが親しかったローラやドードらから情報を集めるブレンダンだが、そのトラブルの意味は解らない。翌日、学校に現れたエミリーは、電話のことも私のことも忘れてと、ブレンダンを拒絶する。しかし立ち去ったエミリーは、「深夜Ａ」と書かれたメモを残していった。どうやら彼女は、Ａのつく場所に深夜に来いと何者かに指示されたらしい。ブレンダンはエミリーの身を案じ、彼女が向かった先がひとけのない排水トンネルと推理。そして夜明けに出向いてみると…待ちうけていたのは、エミリーの死体だった。
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スターウォーズも手掛けたライアン・ジョンソンの長編デビュー作品。レンタルビデオでは「消された暗号」のタイトルでリリースされていました。ダシール・ハメットを読み込んだだけあって、プロットは定番のハードボイルド小説風。舞台を高校に限定しても麻薬犯罪が嘘くさく見えないのはさすがアメリカという感じ。私立探偵＝高校生、警察＝教頭先生という置き換えも上手い。「お約束」と言える探偵の気絶やファムファタールの存在なども、このテのジャンル好きを唸らせます。ハードボイルドはもはや廃れたジャンルかも知れないけど、この10年で本作や「誘拐の掟」などの秀作が出てるんだから、まだまだ期待できますよね。 ルーカス・ハースやリチャード・ラウンドツリーの登場も映画ファンには嬉しい一本。オススメです！
