タルコフスキーの正継、アレクサンドル・ソクーロフ監督作品。非常に排他的で難解、万人ウケを真っ向から拒んでいる崇高なアート作品と言える。ソクーロフによるドストエフスキー『罪と罰』の新解釈編とも言える奇っ怪作。
セピア調のモノクロ画面が終始一貫どよ〜んとした空気感を醸成しており秀逸。ストーリーはそれこそ意味不明な代物。
大昔にビデオで観たきりなので内容が把握し切れておらず、再見したいと思わされる超難解な幻想怪奇映画の逸品だと思う。正直、この監督が最近撮ったイッセー尾形主演の『太陽』はくだらなかった。🤷♂️
個人的にソクーロフさんには原点回帰してくれー!とただひたすら願うばかりである。