諸星だりあ

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010の諸星だりあのレビュー・感想・評価

3.6
Wのビギンズナイト、ディケイド完結編の二本柱で展開する、(公開時期的に)元祖冬映画。
仮面ライダーW誕生の経緯、全てのライダーを破壊する存在になったディケイドの結末が描かれる。

MOVIE大戦のフォーマットが確立し、二本の作品が最後に交わる構成。
おやっさんこと鳴海荘吉・スカルの勇姿を堪能出来たのは良かった。
相変わらずディケイドはハチャメチャで、前作のライダーマンに続き電波人間タックルの登場が唐突でもはや芸風の域に達している。
だがこの結末がさらにジオウに続いていくと思うと、門矢士も戦いを経て成長したのだと感慨深くなる。
鳴滝の正体はこれだったのか、という部分などもはやどうでもいいが、TV版があの終わり方だった以上視聴者への責任として完結編の存在意義はあったと思う。

「旅そのものが、俺の世界だからな」
諸星だりあ

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