タカ

遊星からの物体Xのタカのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
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こういった密室で疑心暗鬼になり、誰を疑うべきなのか分からないみたいなシチュエーションでは本作がまず間違いなく一番でしょう。

クリーチャーが気持ち悪くて一周回って笑ってしまうほどです。特殊メイク最高!!

中盤にかけて誰が"the thing"に乗り移られているのかとある方法で確かめるくだりがあるのだけれど、ここがまた最高!ワクワクドキドキが止まらず、息をするのも忘れるくらいです。

何といっても終わり方が。えっ結局その後どうなるの?みたいな感じで終わり、何パターンものラストが考えられて余韻たっぷりの終わり方です。
この時代でこその味もあるのかも。2011年制作のファーストコンタクトはまったく響かなかったので…
一生見返したい映画ですね。



劇場2回目 2019/10/28 @キネカ大森

劇的で観るのは2度目。前日フルマラソンで体バッキバキながら、気合入れて鑑賞。

この映画の最優秀助演男優(女優)賞は犬(シベリアンハスキー?)でしょう。
冒頭の逃げ、マグレディ達がノルウェー基地に探索するのを机の下から眺める不気味なまなざし、ボスは俺だと言わんばかりのオリの中でのお座り。
どの演技とってもアカデミー賞級。

劇中で流れるのが重低音が特徴の不気味なテーマ曲のみというのも雰囲気を醸し出している。

やっぱり最高だなーと再認識。
タカ

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