山椒

地獄の黙示録の山椒のネタバレレビュー・内容・結末

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

名前をよく聞く作品でもあったし
最近戦争映画ばっかり
見てるのでその流れで鑑賞

通常盤、特別完全版、
ファイナルカットと3本あったけど
あえて通常盤で鑑賞

まずこれ、、、戦争映画かな???
と思わせられる作品だった

どっちかというと精神世界の
カルト的要素も入ってた気もする

開始1時間は機密の司令を
進めるためにベトナム戦争の中
ただ1人仲間を殺すために進んでいく船

ベトナム戦争ってそもそもいつだと
調べてみたら
1955.11.01〜1975.04.30
いや長い…長すぎる戦争だ…

20年もやってたら
確かにこの作品のように
もう国とかじゃなく
思想の結びつきで新しいなにかを
作り出してもおかしくはなさそう

サイゴンを侵略しながらも
サーフィンしか考えてないやつや
小さい船から子犬を奪還したり
戦争そのものというよりは
関係ないところにばかり焦点があたる

元々の原作は闇の奥という小説で
イギリス人作家が
アフリカの奥地をテーマにしてたものを
ここまでの作品にすると
もうほとんど原作関係ないような気もする

安らかに家族と暮らしていた土地から
戦争にいき帰ってきても
PTSDになったりアル中になったりして
戦地にもどりたがる人たちも
少なくないというのも戦争の衝撃が
いかに強すぎるかがわかる

そういう意味でも冒頭から
ウィラードもそんな病に犯されていて
真の自分とは何かを問いかけながら
生きていたのでカーツ大佐の言葉が
刺さってそのまま実行したのかな

何はともあれカオス作品だった
山椒

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