まさかの「星の王子さま」のミュージカル映画。
それも監督は「雨に唄えば」などのスタンリー・ドーネン。
原作の小説の話がほぼそのまま映画になっていた。ただ、シュールな演出(歌と踊りも含む)のおかげで記憶にちゃんと残るものになったのだと思う。
テーマ曲がかわいい。
原作の大人向け児童文学の側面を、子どもにも観やすいような映画になっていた。
アニメーションとの融合も効果的で、絵本のような世界観になっていて終始かわいい。
また作り物感満載のセットが逆に良い。
特に星を移動するときに鳩に連れられるのがかわいすぎた。
キツネや蛇を擬人化させて彼らの特性を踊りなどで表現していたのも面白かった。
原作を尊重しつつも適度なアレンジがアクセントになっており、クセになりそうな世界観を持つ映画だった。