スワガーシリーズはかつて相当読み込んだ小説であるが、原作のスワガーはストイックそのものの生き方をしているのが魅力的。
元ヤンのウォルバーグが演じるには、相当無理があるのでは。
フワーク監督の作品はムラが激しい、本作と『マグニィフィセント・セブン』はできの悪い見本ではないか。
原作を相当絞り込んだ脚本になっているのは致し方が無いとしても、スワガーの魅力を消し去っては元も子もない。
スワガーは不屈の人物であるが、本作に登場するスワガーはまるでアヴェンジャーズみたい。
ベストセラーを映画化することは反対するものではないが、根本になる作品の魅力を消し去る映像化はいかがなものか。