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マスク2の消費者のレビュー・感想・評価

マスク2(2005年製作の映画)
2.6
・ジャンル
コメディ/ドラマ

・あらすじ
アニメイターとして自分の作品を製作する事を夢見ながらアニメ制作会社の下っ端として働く男性、ティム
ある日、飼い犬のオーティスが彼の元に奇妙な仮面を持ち帰る
そしてひょんな事から会社のハロウィンパーティーでそれを装着してみると人間離れした特殊能力が彼に芽生えた
仮面は災いの神、ロキが自らと同じ力を人にもたらす様に作られた物だったのだ
ティムは変身したまま帰宅するとその勢いで妻トーニャと子作り
やがて産まれた息子アルビーは体に仮面の力を宿しておりみるみる手に負えなくなっていく
更に事態を受けて仮面を生み出した張本人、ロキも親子の前に現れて…

・感想
ジム・キャリーの代表作の1つとして有名な「マスク」の続編

初めて観た時もつまらなかった記憶はあったけど想像以上に面白くなかった…
まずマスクが題材となっているのに主人公ティムは序盤と終盤でしか装着しておらず、しばらくは愛犬オーティスが誤って着けて「トムとジェリー」みたいな争いをアルビーに仕掛けるだけで完全に尺の無駄遣い
そもそもティムも前作のスタンリーとは違って感情移入や応援をしたくなる様な魅力に欠けているからずっと置いてけぼりを食らっている感覚だった

映像面では前作の映像世界を踏襲しながら時にアニメを交えたりと工夫が見て取れる
にも関わらず全く惹き込まれないのは何でか?
考えた結果として思ったのは話の軸があっちこっちブレ続けていてどれも薄かったせいなんじゃないかと…
アニメイターの夢と父としての役目の間で振り回されるティムにしても、父オーディンに認められず兄トールへのコンプレックスを抱くロキにしても個人として掘り下げなさ過ぎだし…
せっかくティムもまたアパレル会社のCEOである妻トーニャへのコンプレックスがあるんだから2人を上手く絡ませられなかったのかなぁ…

コメディとしてもエンタメとしてもファミリー映画としても中途半端だし前作を好きな人ほど観なくて良い作品だと思う
マジで一度も笑えなかったので…
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