俺はトップ屋だ 第二の顔のチッコーネのレビュー・感想・評価

偶然ながら、赤木圭一郎の没日翌日に公開された作品。
人気スターの事故死、その追悼(劇中)映画がエンドマークを迎える冒頭の演出に遊び心あり…、アプレなグルーピーが戯画化されているのも興味深い。
短いランニングタイムの割に人物相関図は複雑、最も面白いのは元文屋のハードな悪役キャラクターだった。
シリーズ前作に引き続き登場の香月美奈子には、セクシーサキソフォニストを配役、黒光りする彼女のアイマスクを多角的に捉えた撮影／編集はやや倒錯的…、「ランドリー箱に押し込まれた女の死体」という図柄も面白かった。