料理人の兄と工場経営者の弟が、父の遺産である古い屋敷に住み着いたネズミと壮絶な追いかけっこを繰り広げる…というお話。
『ホームアローン』もしくは『トムとジェリー』みたいなドタバタコメディで、小さいネズミにコテンパンにされる人々を見て笑う映画…のハズなんだけど、いまいち爆笑できなかった。
これ、やってることはドタバタコメディなのに、仕掛ける側のネズミはカワイイんだけど全く普通の野生のネズミにしか見えなくて、感情が一切感じられないからじゃないかなぁと思った。劇伴音楽もあまり盛り上がるもので無く、淡々と人間がボコボコにされていくので笑うというよりなんか怖かったよ。『スチュアート・リトル』みたいに割り切ってネズミは全部CGで作ってしまった方がよかったのでは。
(2015.71)