emily

キッズ・オールライトのemilyのレビュー・感想・評価

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)
3.5
レズビアンカップルが匿名の精子提供により子供を二人授かり、その子たちが成長し、大人との狭間で精子提供者が気になり、彼に接触することで巻き起こるヒューマンドラマをコミカル要素を交えて描く。

この作品が興味深いのがレズビアンカップルを”ふつう”として描いてるところ。レズビアンということで立ちはだかる壁などを描いた訳ではなく、どこの家族にでも起こりゆる問題を”普通”に描いてるのでリアリティがあって、笑えて泣ける物語に仕上がってる。

父親が居て母親がいる。それが女二人だって、男二人だって、十分な愛をもって、素直に向き合えば子供たちは大丈夫。ちゃんと育つし、問題ない。愛があれば大丈夫!

精子提供の男性との交流によって改めて家族の絆が強まる。自分の非を認めて、素直に謝る。それは子供だからとか大人だからとか関係ない。家族にはいろんな形があるし、どんな形だって愛があれば乗り越えられるのだ。
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