TakuMori

ゴールデンスランバーのTakuMoriのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
4.7
すごく面白かった。
無実の罪を着せられ始まった逃走劇、通常であれば真の悪役を白日のもとに晒し正義となることをもってハッピーエンドとなるところだが、この映画の主眼はそこではない。
人を“信じる”ことの強さを追求した物語。
誰かを信じることで初めて、信頼関係が生まれる。
かつての仲間との信頼関係や、自分が築いた新たな繋がりが主人公を救う。それは逃走劇の、最後の最後まで。

そんな話を、伏線や布石を散らした巧みな構成で、逃走劇としての緊張感とヒューマンドラマとしての温かさをしっかり取り入れつつ描いている。
もう完璧でした。傑作!
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