このレビューはネタバレを含みます
シャマラン監督の映画は期待はずれというか、予告編あおりすぎ系なので避けたいところだったんですが、大好きなパニック系っぽかったので抗えませんでした。しかも主役マーク・ウォールバーグだったし。
この当時読んでたスティーヴン・キングの「セル」にちょっと似てるっぽいかな~って思いました。
シャマランとキング。めちゃくちゃ出来の悪い作品になりそう。でも意外と心情を描く部分に異様に時間を割くあたり合ったりして。
相変わらず不安をあおる雰囲気作り、画作りはうまいですー。
オープニングの暗雲たれこめるシーンだけですでに居心地悪くなりました。
内容はと言うとシャマランらしい無意味な小ネタ満載。
いかにも意味ありげなカメラワーク→何事もなかったかのように華麗にスルー。
この繰り返しで淡々と展開され、淡々と収束しました。
パニック映画好きだからか、けっこう楽しめました。
序盤の何かが起きているワクワク感はパニック映画の魅力満載。
工事現場のシーンは大げさすぎてとても笑えました。他にも芝刈り機とかも笑えるポイント。
そしてクライマックスにあたる部分では、本編からそれてちょっとサイコなおばーさんとのホラータッチの展開にこれまた笑い。
主役がまったく笑えないキャラ作りなので、ギャップがまたおかしいんです。
こうやって書くとかなり楽しめたみたいですが、鑑賞後の気分爽快度は皆無。非常に憂鬱な気分になりました。
そういえば汽車の車中でのシーンがなにげに新鮮に感じました。最近のハリウッド大作では珍しいのでは。
TOHOシネマズ流山おおたかの森