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愛なき女のotomのレビュー・感想・評価

愛なき女(1951年製作の映画)
3.4
筋自体は古典的なもので如何様にもなりそうなもんなんだけど、尺のせいかバスバス展開して行くのでカタルシスが弱いと云うか重厚さがない。とは云うものの愛と憎と各人の立ち位置の絶妙さ、クサクサする兄の暴発(気持ちは分かる)からの荒れ狂う家の感じとかなかなか見応えはある...けどバスっと終わる。ブルジョワジーの生態に対する軽蔑的な視点と思えばつまらん事もないかもしれない。
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