Screen7

マンハッタンのScreen7のレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
4.0
冒頭のNYを表す言葉がとっても面白い!最初は詩的でロマンチックな言葉で綴っているのに、段々と現実的にマイナス面だらけに笑
彼はNYを"美しい女と世慣れた男"と偶像化しますが、そこでの男女の物語。
"彼にとって街は常に黒と白の存在であり ガーシュインの曲だった"って一節の通り、今作は白黒映画。モノクロで映されるマンハッタンの街並みが美しいです。
そんな映画らしい美しい街並みを映す映像だけど、会話や行動は良くも悪くも人間らしい。淡々とした感じも好きだなぁ。

周りから見たら、親子or親戚のおじさんと姪に見える42歳の主人公と17歳の女の子は、カップル。これだけ年齢差あるから考え方もそりゃあ違くて上手くいかないことも…。相手のことを考えたつもりが実は迷惑だったってパターン他の映画でもよくありますよね。結局最後までアイザックはダメ男にしか見えなかったなぁ笑
冒頭の言葉が面白いと言ったけど、彼が書くその小説は終わらずに映画は幕を閉じます。
あの後2人はどうなったのかな。
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