よっち

カジノのよっちのレビュー・感想・評価

カジノ(1995年製作の映画)
3.6
見応えあり!3時間あると思わず、2時間半ぐらいから、まだ、終わらないの?と、いつ冒頭の車爆破シーンが来るのかと思ったら、イメージと違ったオチでした。

シャロンストーンの一番女盛りの頃の出演でしょうか?お召し物の着こなしに、羨望。役柄としては、ただひたすら金の亡者にならざるを得ない理由が何なのか気になる。レスターは全然格好良くない。
どこを切り取っても救いのない女。

そして、デ・ニーロも、ギラギラ油が乗ってて渋すぎて、43歳設定に見えない。
水色スーツ半裸で仕事してた時の、おみ足の細さが意外に可愛かった。

ジョー・ペシという俳優を初めて知ったけど、腕っ節の太さの割に、小柄で高い声が印象的で、続々登場する誰が誰だか分からなくなるボス集団とは、一線を画して、ガチでヤバい奴感が、徐々に強い存在感として現れてくる。

洗浄される前の、マフィアがのさばってた時代のラスベガスが舞台で、不正を不正で塗りつぶし、金と権力が牛耳っていた、こんなブラックな時代があったとはと、歴史を知るためと思って見ても面白い。

元々才覚あるエースが、この泥沼の世界ではどんどんと輝きを増して、ニッキーと対照的になっていくのが面白かった。
ニッキーの最期のシーンも秀逸。

エースは最後はいいおじいちゃんになってて、遠巻きにラスベガスを回想するも、その後も一儲けしてるあたり、波瀾万丈の人生でしたちゃんちゃん♪って感じで、どんな人生かよ!と思わずつっこみたくなる。
よっち

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