よっち

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのよっちのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私は、カジノロワイヤル以来、クレイグボンドのファンなので、評価は甘めです。

とにかく、ダニエル・クレイグ、お疲れ様でした!!!
最後は、呆然としてしまった。

コロナのせいで、二度三度と焦らされて、くたびれた公開タイミングでしたが、それでも、初日に観に行ってしまった。

前作スペクターから間が空きまくってたせいで、記憶がおぼろげ。
当日、事前にYouTubeで予習すると、みんな「スペクターは事前に見とけ!」とおすすめしてて、あちゃーっ!

先にチケット取っちゃったし…と、うろ覚えの中で、観に行っちゃいました。

たしかに、スペクターを一本ちゃんと見直してたほうが、ストーリー迷子にならずに、楽しめたかも。
誰が誰だか、中盤訳分からんかった(~_~;)
帰宅後、しっかり復習しました。

数々の壮大な景色の俯瞰ショットは、相変わらず優雅さを兼ね備えて、観てて爽快。
冒頭ドライブのシーンでは、ダニエルのお顔のたるみが気になって「やっぱり歳とったなぁ。」と、少し感傷的になった。
Qも老けたなぁ。

骨太ノーミの逞しさは、ポリコレ対策としか思えない。時代の変遷を感じる。

アナ・デ・アルマスちゃんも、お色気担当と思いきや、今っぽい感覚の対応で、短い時間だったけど、アクションが素晴らしかった。このもの足りない時間で登場が終わったことで、また出て来るんじゃないかと期待した。
この映画で一番株が爆上がりしたのは、おそらく彼女だろう。

最後は、サフィンが敵と分かってからは、わかりやすい。
サフィンの座敷が抜けて消えるとか、とんねるずの、細かすぎてでしょ、あれ。
まぁ、脚本のツッコミはあるけど、納得させる絵面にしちゃうとこも、007の魅力。

そして、ボンドに青い瞳のベイベーができてたなんて…。
せっかく手に入れることができた、暖かい温もり、家族に、もう触れることができないなんてっ!!

エモすぎでしょ。
いやー。カジノロワイヤルの解毒戦法みたいなウルトラCを、最後に期待してたのに!!

最後、MI6本部でボンドの殉職を悼む言葉が泣ける。
"No time to die."の意味が胸に迫ってきて、ボンドの一生を観させてくれたことに感謝。

15年間、ダニエルクレイグ、お疲れ様でした!
よっち

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