がんちゃん

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説のがんちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
人生で2番目に繰り返し観た映画。

大した考古学的考証はないものの、本筋とは全く関係のないアバンタイトルからして斬新だったし、そこからの文字通りジェットコースタームービーといえるテンポの良さ、小学生ならズブズブに感情移入できるショーティ君という助手の存在など、当時は影響されくまりであった。何よりそのどーかしてるレベルの「グロさ」が記憶に残っている。

一般人が持つスピルバーグのイメージといえば『E.T』のような感動SFだろうが、はっきり言って彼のフィルモグラフィーには観客にショックを与える『トラウマ映画』が多い。『ジョーズ』や『ジュラシック〜』は言うに及ばず、『激突!』も不条理極まりない。いずれにせよ記憶に残る→名作化するという図式。
その中でも本作は邪教の儀式や昆虫地獄といった屈指のグロ描写を誇る。インドが舞台なのに撮影許可が下りなかったのも自業自得である。
ただ、「猿の脳みそ」については元ア●ヒビールの知人から聞いた話では「海外営業マンがアジア某国との商談の席で猿の脳みそを食わされた」というから侮れない。しかも「フォークを刺したらキーキー鳴いた」らしい…映画よりグロいじゃねーか!
(今まで「日本と海外の架け橋なりたいんです!」とかいう若い子に死ぬほど会ってきたが、彼らに脳みそを食う度胸があるのかと問いたい)

本作が今だに地上波のゴールデンタイムで放送されているのだから日本もまだまだ捨てたもんじゃない。

※なお、劇中に登場する秘宝シバリンガがTENGAに似てるとネットでネタにされていたが、リンガとはシバ神の象徴である男性器を意味するのであながち間違ってない。
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