又七と太平。真壁六郎太。田所兵衛。雪姫。実戦で有効なのは槍と弓、そして種子島というが、六郎太と兵衛の槍による決闘シーンが見もの。槍先は真剣なんじゃなかろうか。
山名の火祭り。
人の命は 火と燃やせ
虫の命は 火に捨てよ
思い思えば 闇の夜や
浮き世は夢よ ただ狂え♪
雪姫「愚かな。これが音に聞く田所兵衛か。人の情けを生かすも殺すもおのれの器量次第じゃ。また家来も家来なら、あるじもあるじじゃ。敵を取り逃したと言って、その者を万座の中で罵り打つ。この我儘な姫にもようできぬ仕業じゃ」
娘「姫は私です、姫は私です」
雪姫「もうよい。志はありがたいが、これまでじゃ。姫は潔う死にたい」
六郎太「姫、六郎太、申し訳もありませぬ。姫の身には耐えがたいこれまでの苦難。その甲斐もなく」
雪姫「違うぞ、六郎太。姫は楽しかった。この数日の楽しさは城の中では味わえぬ。装わぬ人の世を、人の美しさを、人の醜さを、この目でしかと見た。六郎太、礼を言うぞ。これで姫は悔いなく死ねる」
六郎太「姫！」
雪姫「六郎太、ことに、あの祭りは面白かった。あの歌もよい」
兵衛「裏切り御免」
△2020/05/24 Apple TVで5回目鑑賞。スコア4.8
△2018/07/24 iTunes登録。スコア4.4
