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ショーシャンクの空にのnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

自由とか希望の、この象徴的な追求の物語がなんでこんなに悦びをもたらすのか?刺さるのか?それらは人間にとって根源的な願望。でも、それを形で表象(シンボル)だけで終わらせないのは、人間の文化。豊かな心。それら抽象的な概念に深みを与えて、推進力を与える。これを出来なくさせるのが刑務所。だから社会復帰とは逆。豊かな心無しに、自由はただの重荷。豊かな心は開かれた文化的行為によって養われる。抑制への反発からもたらされるものではない。根源的な渇望について、その破壊に注目しつつ、いちいち表現が琴線に触れるのは、その最も生身な姿として描いているから。
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