彦次郎

ショーシャンクの空にの彦次郎のレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.2
妻とその愛人殺害の刑で刑務所送りになった銀行副頭取が人柄と叡智で周囲に影響を与えていく人間ドラマ。原作はホラー作家スティーブン・キング。
公開当時は興行的に不成功だったものの後に高評価された作品です。「映画好きならお前も絶対好きやろ!」みたいな踏み絵的存在に感じますが名作と称される要素は多かったと思います。
自分なりにその要素を挙げると
①アンディとレッドのベタベタしないけど思いやりのある友情。
②今までの人生経験や知識を使って状況を改善していく前向きさ。
③ケツ穴掘られた奴が「掘る」側になってクソ野郎共に一矢報いる痛快さ。
といったところでしょうか。
仲間にビール奢るくだりや仮出所した囚人仲間の爺さんの末路といった、爽やかさとダークさのバランスが良く各エピソードのテンポも程良いのが高評価なのかもしれません。
アンディの智略ぶりが鮮やか過ぎて本当に冤罪だったのか(示唆はされていましたけど)、もしそうで無ければかなりのホラーでさすがスティーブン・キングだぜ!と勝手に妄想させて頂きました。
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