彦次郎

アラジン 悪しき王子と二人の魔人の彦次郎のレビュー・感想・評価

3.0
王女シャリアと結ばれたアラジンは隣国の王子ザマンに乗り込まれ追放され元魔人ジーニーに助けを求め王女救出をするというおとぎ話を現代の青年サムが飛行機で隣り合わせたガキに聞かせているという現実とリンクしている設定のフランス発コメディファンタジー。
原題が『Alad'2』ということから察せられるように『アラジン~新たなる冒険~』の続編にあたります。恐らくフランスの方以外はディズニーの『アラジン』(確かアニメと実写がある)の方を思い浮かべるでしょうが恐らく何の関係もありません(けどテレポート失敗先にディズニー作品で有名な城は出ている)。元々の『アラジン』を知らない身からするとオチも唐突な感があり、ピンとこないのが正直なところですがザマンの方も魔人を使用している設定は面白いと思いました。
登場人物は少なくてシンプル。ただアラジンが無責任すぎだったりジーニーも30人の女性を妊娠させる性豪と化していたりするので寧ろブ男ながらもシャリア一筋みたいなところがあるザマンのほうがマシ(薄毛の領民から髪を抜く拷問をするのは鬼畜だけど)に感じてしまった次第です。
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